「映画」DEATH NOTE

というわけで後編を見てきました。
Lとの合同捜査から一部完結までなので、かなり急ぎ足なのは仕方ないところか。

とにかくLがカッコイイ!というか、キャラをうまく出している気がしました。月は原作と違って隙だらけにみえるので、普通にLを応援したくなります。

以下、ネタバレ含む感想。
やはり一番注目が、ありそうでなかった「先書き」トリ ック(デス ノ ートに書かれたことは変更できないことを利用した、Lが先に自分の死をデス ノ ートに書き、後発のデス ノ ートでの即死を防ぐ)コレはシビレました!そしてそれを利用して月を追い詰めるわけですが、これですよ。やはり月を倒すのはLじゃなくては駄目なんです。メロ?ニ ア?誰ですかそれ?ジョバンニがいればいいんじゃないですか?
Lは宣言どおり、命をかけて月を捕まえたわけですから、これほどカタ ルシ スを得られることはありませんよ。(実際は原 作のラ ス トどおり、リュ ークに殺されるんですがね。)

あとはそうですね。より人 間ド ラマという感じがしました。キラ対Lという狭い箱庭でしかなかった舞 台はより多くの大衆を描くことで規模の大きいものに見えましたし、原 作で地味だった(ある意 味派手ですが)夜神父もキラ(月)の悪に対して真っ直ぐに向き合ったり、「大人」という印象がして良かったです。

「誰も知 らない」と謳われた「結末」は、大勢は原 作と変わらないという肩透 かしを食らいましたが、そこに行き着くまでの過程は「巧い」といわざるを得ません。逆に最初に書いたとおり駆け足感は否めず、重厚なス トーリーや設定がもった いないなと思ったりもしました。

結局、私が見たかった完全な「DEAT H NOTE」というのは、原 作、映 画の両方でようやく補完されたような気がしました。