暗殺教室

最終回を迎えました。ジャンプのカテゴリを使うのもこの漫画の連載開始以来です。
で、感想。
とってもお行儀のいい漫画でした。
暗殺というタイトルを使いながら、やっていることはまっとうな学校教育モノ。
バクマン。的にいえばこれ以上ない邪道風王道、だと思いました。

最初の頃はまだワクワクしながら読んでましたが、中盤以降はそのご都合主義ぶりに閉口。
暗殺を通して何もかもがうまくいきました、みんなハッピーハッピーという展開ばかりで「はいはい」と思うようになりました。
A組テスト対決編、普久間島編、E組分裂バトル編など、話の区切りごとに面白いところはあったのですが、全体的に基本誰も不幸にしないぞ、というコンセプトなのでなんか見ていてカタルシスを得にくい作りでした。

結局、当初期待したモノはどこへやら、蓋を開ければイロモノ感がどんどん薄れていきラストを見ても「あ、そうですか」というしかなかったですわ。

早々にアニメ化しやったね松井先生と思ったが、人気の上がりっぷりに反して自分の評価はそれなりのものになっていきました。
思えば、少年誌で問題ないぐらいの作風を狙ったとも思えるがそれはそれ、もうちょっとなんか欲しかったなあ。

とはいえ、連載中はなんだかんだで一番楽しみにしてたのも事実。
好きだったからこそ色々思って、わざわざ感想を書いてみるんだってことですわ。